いつもお世話になります。

最近の農林水産委員会での活動を取りまとめ、県政レポート2024年末号を作成しました。

本号は手配り、事務所での配布といたしますので、ご希望の方お申し付けください。

下記からもダウンロードできますので是非ご覧ください。

以下、Instagaramにも概要を掲載しております(https://www.instagram.com/fujio_osamu/

■コメ不足・価格高騰対策について
消費者としてはコメが手に入らない、高いという声が上がる一方、生産農家からすると生産コストが上がる中ようやく価格が上がったという声があった。消費者から高いと感じられると「コメ離れ」が加速して需要がしぼんで元も子もない。両者がWin-Winとなるような、いまの価格感でも受け入れていただくための施策が必要ではないか。

【提案】例えば上がった価格分をお米券みたいなもので県民にお配りする。コロナ禍で現金給付があったが、はるかにコメ需要創出や食糧安全保障に貢献すると思う。それも県の「ぶちうま!アプリ」を通じて配布することで、インセンティブをつけながらユーザー数を増やし、経済的効果を生む地産地消のツールとして、さらにはデジタル地域通貨プラットフォームとして発展させていくべきではないか。

■水田活用の直接支払交付金における5年水張りルールについて
コメの需要減を背景に、水田で麦、大豆、飼料用米等の作物を生産する農業者に対して交付金が支給されているが、5年間水をはらないと水田ではないとして交付金対象外となる。このルールにおいて、仮に耕作者が変更された場合にも恒久的に当該農地は交付金対象外のままであるということになっている。例えば、耕作放棄や相続放棄で水を張らずに交付金対象外となった農地は、新しくそこで農業をやろうという人がいても交付金を受けることはできず、周辺農地でする場合に比べてハンデを背負うことになるのは理にかなわない。

【提案】行政が認めた認定農業者という制度もあるのだから、せめてそうした農業者が交付金対象外となった農地を新たに担う場合には、対象外を解除していくような運用を国に求めていくべきではないか。

■秋穂二島の林野火災について
セミナーパークの裏の山において発生した火災。5日間にわたる消火活動が行われたものの40ha焼失し、その7割が保安林とのこと。地域住民のからは山の保水機能が弱まって、地滑り・土砂災害を心配される声が多い。今、行政では今後の対策方針を決めていくため焼失現場の地質調査等に動かれているということであるが、部門横断的に検討を進めていただきたい。林野火災後は天然再生(土に埋まっている種や鳥が運んでくる種による自然再生)という手段を取られることが多いが、ススキなど長い草の繁茂で天然再生が一向に進まなかった事例もある。

【提案】ドローンで草や木の種をスラリー状にして混ぜて散布するようなスマート林業技術を県の農業技術センターは有している。焼失現場の再生を加速化させることもできるかもしれない。部門横断的に知恵・ノウハウを結集して取り組んでいただきたい。

任期も1年半を経過しました。

県政発展のため、引き続きしっかりと声を上げていきます。

今後も皆様のご意見賜りますようお願いいたします。

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